公務員、「求められる能力」と「志望動機」のギャップ。

「公務員になりたい」と公務員を志望する人は

「給料が安定している」「休みがちゃんとある」といった「安定が欲しい」ってのがほぼ「本当の志望動機」です。

少なくとも私はそうでした。

採用されれば「安定」が待っているのか

「安定したい」という「志望動機」が入り口になることが多い「公務員」。

志望する人が思い描くライフスタイルは

たぶんこう。

・8時間労働
・定時退勤
・休日たくさん
・趣味満喫
・仕事内容は「決められたこと」をやるのがメイン。
・あんまり考えなくていい

こんな感じ。

なんでわかるかって?

自分がそうだったから。

そして私は公的機関の商工会に入って

「商工会」だけでなく「沖縄県」や「総合事務局」「市町村」や「税務署」や「発明協会」などさまざまな公的機関の方の「仕事」をみてきました。

そこで思ったこと。

「思ってたんと違う」

実際のところ、どんな仕事なのか

「決まったことをやっていればいい」ってことは全然なく。

むしろ「仕事を自分で創る能力」がめちゃめちゃ求められます。

めちゃ「クリエイティブな仕事」です。
;

どんな風にクリエイティブなのかと言うと例えば公的機関は「予算」で動きます。

「予算」とかいう言葉が難しいと感じる人もいるかと思うので(私は難しいと感じる)わかりやすく「置き換え」しましょう。

「予算」を「粘土」に置き換えましょう。

そう、「粘土」。

あの「粘土」です。

そして「政府」を「幼稚園の先生」に。「公務員」を「園児」に置き換えて「住民」を「園に遊びに来る家族」にしましょう。

「幼稚園の先生」(議会・政府)がまず配る「粘土の量」(予算)を決めます。

そしてその「粘土」には「使い道」があらかじめだいたい決められています。

「これは、こういうことに使う粘土ねハイどうぞ。」って感じ。

で、その「粘土」を「園児」(各公的機関)はこねくり回して「園に遊びに来る家族が喜びそうなカタチ」にして使うって感じです。

でも「なんでも勝手に作っていい」ってわけではありません。

「園児」(公務員)が「こういうカタチのものを作るので粘土を使わせてください」と「設計図」を「先生」に渡してから「うむ、これいいね。はい、あげる」って許可をもらってから「粘土」をくれます。

その設計図は

「目的は何か」
「どんな効果が見込まれるか」
「その根拠は何か」
「どのパーツにどれくらいの粘土を使うのか」

と、かなり細かく出さないといけません。

まぁ税金ですから。

無駄遣いしないように効果が出ることに使われるように当然のことだとは思います。

しかし欠点もあります。

「設計図」通りに作らなきゃいけないんです。

PDCAという言葉があるように

「計画」「実行」「チェック・改善」「行動」が「効果を得る」ためには必要です。

このサイクルを回せば回すほど改善されていく。

「ウケるカタチ」になる。

しかし「設計図と違うことをしてはならない」ので「計画したことは実行し続ければならない」状態になることもしばしば。

「改善」があまりできないんです。

「設計図と違うことは認められない」と。

そりゃまぁ「税金」ですから。

「使い道」はハッキリしなきゃいけない。

そこが欠点。

例えばなんですけど「今、ピコ太郎がキテるから粘土でピコ太郎作って家族を盛り上げよう」って
粘土もらったとしますよね。

でも今はブームのサイクルが異常に早いので1年後、スベってる可能性が高い。

「設計図を描いた頃」と「完成する頃」は状況が違うことも多い。

「作り始めたけど、この粘土の量じゃ足りない」とか「この粘土の量は多すぎる」とか。

途中で気づくわけです。

「あれ?この粘土の使い道、やばくね?スベるんじゃね?」みたいに。

でも「設計図と違うことをすることは許されない」まぁ、ある程度の流動性はあります。

サングラスに使うはずだった「粘土」が余ったから「ヒゲのボリュームをもっとあげよう。」とか。

でもこの「粘土」、返すことは許されません。(私は、必要ないなら返したらいいのにとか思うんですが)

そして「こんなに粘土とってきたよ?何か作らないの?」と「園児のリーダー」とかから圧力がガンガン来るので「なにか作らなきゃならない」です。「決まった仕事をやればいい」なんて皆無です。

沖縄は基地があるので先生の配慮で「沖縄君には、粘土をたくさんあげようね」という背景もあります。

「粘土」は返せません。

「使い切らなきゃならない」です。

返したらなぜかめちゃめちゃ怒られます。

だから「クリエイティブな才能」がないと変なカタチの「なんでこれ作ったん?」ってのが出来上がったりします。

「使わなきゃいけない粘土の量」は「先生」が決めて「設計図を描く園児」が使う感じ。

クリエイティブだし「粘土」を「設計図」に沿って作らなきゃならないので「定時帰り」が出来るとは限りません。

「国の体制」なのであと10年は変わらないと思います。

「決められたことをする」ではなく「定時帰り」できるかもわからない。

そして風潮的に「公務員の給料は高い」。

給料が上がることは許されない雰囲気。

「思ってたんと違う」でしょう?

「人生ハードモード」だと思いましたか?

私が志望していた時にこんな話しされてたら「公務員は入り口がキツイだけで入ったら楽だと思ってたのに。

これじゃどこいっても無理じゃん。

詰んだ。

生きづらい」と思っていたはず。

「楽したい」と思っていたから。

でも働いてみると「意外とこんなこともできる自分」とか「これできない自分」とかわかるので「やってみないとわからない」です。

そして「やってみる」と「楽しい」だったりします。

私は今、仕事が楽しいですから。

楽ではないですけど。

この記事が公務員を志望する方の役に立てればと思います。

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