ビジネスの成功者←人格者?

日頃から、僕のブログやメルマガをザーっとでも読んでいくれている人であれば、

「ビジネスで成功する人は人格者なのか?」

の答えは各々持っていると思います。

僕の答えは、当然ですが、「ノー」です(笑)

プライベートではクソみたいな人格でも、従業員やお客さんには深く愛されている人は僕は今までいくらでも見てきました。

もっと言うと、従業員やお客さんを邪険に扱ってる経営者もたくさん知ってます。

そんなものは一時的なもので後で必ず”しっぺ返しが来る”と反論をする人もいるかもしれませんが、まったくもってそんなことはありません。

傲慢なビジネススタイルで何十年と続け、儲け続けて、すでに隠居生活を送ってる人もたくさん知ってます。

そもそも、人格とお金を稼ぐ力というのは、何の関係もありません。

むしろ、完全に善人な人なんかいませんからね。

善人であって欲しいと願う人がいるだけです。

最近の記事でもよく登場していたエクスマの人格者である藤村先生でさえ、表向きでは真理の話ばっかりしてますが、敵を設定することで人を集めているわけです。

「SNSをやらなければ取り残される」
「SNSをやってない企業は潰れる」

という、SNS推進家みたいな善人のように見せて、SNSをやらない人を敵に設定してるわけです。

もちろん、この戦略はビジネスの王道であり、

「巷にはSNSをやってない不幸な人がいます私たちはSNSを活用して幸せになりましょう」

っていう宗教の教義と何ら変わらない外部に共通の敵をつくるという、マインドコントロールの基本テクニックです。

でも、不思議じゃないですか?

内容はけっこうえげつないハズなのに、人格者のように扱われてるのはなぜでしょう?

それは、ファンになった人というのは自分が信じた人を正当化したいからなんです。

自分が好きになった人を善人であって欲しいと願っているからです。

なので、真理的な発信や超ポジティブな発信をメインにすることで、

「あ、やっぱりこの人を信じていて良かった」

と信者は再確認するわけですね。

信者は完全に思考停止してますが、さすがこの辺のテクニックは非常に巧みです。

他にも、

「関係性をつくって個人で売れ」
「モノだけ売ってるところは潰れる」
「もはやモノに価値がなくなった」

的な発言も、モノづくりに命をかけてる人や、良いものを提供することをがんばってる人たちを外部の敵に設定してるわけです。

ただ、これは何も悪いことではありません。

事象には多角的な面があるので、

「根本的に商品が良くないと意味がない」

という反面、

「商品が良いだけでは売れない」

という部分も同時に介在しているわけですし、こういった新しい価値観を与えることによって、ファンや信者を集めていくのがビジネスです。

「どっちも大事なんですよ」と言うより、「これについてはこうだ!」言い切ることでエッジが立ち、求心力ができるので、ビジネス戦略としてはむしろ有効な方法です。

ファッションとかも同じですよね。

以前の流行り(敵)があるから、新しい価値観やコンセプトにエッジが立ちます。

もちろん、僕も例外ではなく、こういう価値観のコミュニティがあるおかげで、

「SNSをビジネスの柱にするのはアホだ」
「商品の価値がわからない人に関係性だけで売るのは詐欺でしょう」
「商品やサービスが良いのは大前提で、お客さんに新しい選択肢を提示するためと、継続的に利益を増やしていくために、ロイヤリティを持たせなければならない」

という僕の価値観やコンセプトにも、強い求心力を持たせられるわけですから(笑)

あるいは、歯に衣着せぬ発信スタイルでさえ、大半がポジティブな発信をしている人や無難な発信をしている人たちだからこそ意味がありますし、僕の存在価値もできます。

さて、ここまでで、カンの鋭い人は今回の「肝」に気づいてるかもしれませんが、冒頭部分で、

「善人であって欲しいと願う人がいるだけ」

ということを伝えしたように、僕の考え方としては善人というのはいません。

そして、これはマーケティングの真理なんです。

なぜなら、儲かっている人は、例外なく「こうあって欲しい」と思っている人に、巧みにアプローチをしていっているからです。

・SNSさえやっていれば他社に勝てる
・ブログは継続さえしていれば他が勝手にやめていくから勝てる
・集客の問題解決をして月収100万円
・運動しなくても簡単に痩せられる
・ありのままのあなたで大丈夫
・キラキラすれば人が集まってくる
・起業すれば自由を手に入れられる

これらにはすべて「こうあって欲しい」と、「そんなわけないでしょ」という両面があり、実際も両方のことが言えます。

”条件が揃えば”の話にはなりますが。

しかし、ほとんどの人は”条件”を見ません。

なぜなら、人は「楽」で「得」なものを目の前にすると、思考停止するからです。

思考停止しない人は、過去に失敗した人で、しかも自己責任として受け入れた人だけです。

それ以外の人は、お金を払ってしまい、自ら行動してしまうことによって、「こうあって欲しい」がさらに強化されます。

つまり、正当化が強化されていくわけです。

最初の「こうあって欲しい」から

「きっとこうなんだ!」
「こうに違いない!」
「こうあるべきだ!」

というふうにバイアスが加速していきます。

あなた自身もビジネスや買い物以外でも、同じような経験があると思います。

ヒドいものになるとDVなんかもそうです。

暴力は振るわれるけど、基本的には優しくされることで、、、です。

この人を選んだことを正当化したいんですね。

あなたのバイアス具合いは大丈夫ですか?

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コンサルタント歴11年(フリーでは4年目)。プロフィット・ミックスも順調。毒舌だけどネガティブ思考。でも楽観主義。本業はコンサルタントでありながらブログは30万PVを超える月もある。セミナーが大嫌いなマーケティングコンサルタント。

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