第三の視点で自分をみて、感情ではなく思考で行動する

感情のコントロールが難しい。

ということを、よく耳にします。

目にもします。

わたしは、もちろん感情を持っています。

でも、感情的に行動することは、結構少ない方だと思っています。

話しが混線するといけないのでちょっと整理しておきますと・・・。

「感情のコントロールが難しい」とおっしゃる方の中には、「感情そのもののコントロールが難しい」場合と、「感情から直結した行動をしてしまいがち」という場合の2パターンの方がいらっしゃると思います。

今日書くのは、「感情そのもののコントロールが難しい場合」についてではなく、

「感情から直結した行動をしてしまいがち」な場合に、「感情ではなく、思考から行動する場面を増やす」ことについてです。

意識的な感情と無意識的な感情

今回、取り上げてみる「感情」は、意識的な感情(feelingもしくはemotional feeling)です。

感情とひとくくりでよく言われますが、分類のひとつに、無意識な感情(emotion, 情動)意識的な感情(feelingもしくはemotional feeling)が、あります。

無意識な感情(emotion, 情動)の方だと、身体感覚などと深く関わってきて、話しがとっても大きくなるので今回の「感情」は、意識的な感情(feelingもしくはemotional feeling)の方です。

コミュニケーションも感情ではなく思考で

こういう風に書くと、計算高いな・・・とか、非人間的だな・・・とか。そういう風に受け取られるかもしれません。

でも、思考を働かせてとるコミュニケーションは、相手の人を大切にすることにつながります。

感情にまかせた行動をしてしまって、後から、「しまった・・・」という事が減るので、自分を大事にすることにもつながります。

最近経験したことです。

出張先の病院で、「大変なご家族様」という前情報の方に対応しました。

非情に感情的になられて、全ての説明や提案を否定されるということでした。

わたしの任務は、状況を説明して、その中での最善と思われる方針にご了承をいただく。というものでした。

スタッフは、それまでのやりとりで、その方に対して、「怯え」を感じるほどになっていました。

もしくは、「怒り」に近い感情を持っているスタッフも少なからずいました。

対応させていただいた結果、こちらの提案はご理解いただけて、ご協力もいただけることになりました。

こちらが、感情では対応しなかったことが大きいと考えています。

その方が、なぜ、提案を拒絶するのか。

なぜ、スタッフが怯えるほどの言動をなさるのか。

対応させていただく時に、その方が話される内容ではなく、どこからその言動が出てきたのか・・・というところにフォーカスしました。

これは、共感という技法も用いていますが、感情を感情で受け止めて反射的に応答することはせず、自分の言動は思考でコントロールする。

行動を思考でする。

ということです。

結果的に、わたしは嫌な思いをすることもなく、その方の笑顔すらみせていただくことが出来ました。

うれしい気持ちになりました。

うれしい気持ちとか、悲しい気持ちとか、ふたはしません。

ちゃんと味わっています。

第三の視点で自分をみてみる。たとえば、交流分析を使ってみる。

以前、何回か記事にしたことがあるのですが、わたしの場合は、交流分析の「自我状態」「交流」という概念を、コミュニケーションの際に意識しています。

意識する時点で、感情が行動に直結することは少なくなります。

別に、交流分析や、自我状態、という概念を使わなくてもいいのです。

自分をみる、もう一人の自分。

第三者の視点を、出来るだけ持つようにしてみると、感情から直結した行動を減らして、思考による行動を増やせると思います。

たとえば、この記事を読まれて、今、どういう風に感じていらっしゃるか。

それを、「今、こういう風に考えているな」「今、こんな風に感じているな」と、映画の登場人物をみるような感じで、みてみるのです。

めちゃくちゃ凹んでいる時にも、「あ~。むっちゃ、凹んでるわ~」「リカバリに、3時間はかかりそう・・・」と、ちょっと冷めた目で自分を見守る視点を持つ。

どなたでもしているのかな?と思っていましたが、あまりそうでもないらしい。

・・・ということを知りましたので、書いてみました。

第三者の視点で、感情を味わっている自分ごとみてみる。

そうして、思考で行動する。

ぜひ、試してみて下さい。

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