最近こういう本を読んでいまして。
けっこうボリュームがあって中味も濃いので、一回読んだだけではレビューが書けるレベルにまで理解が追いつかず、現在2巡目に突入しております。
いや、めちゃくちゃおもしろいですよ。
どこまでいっても人間の死は神秘は神秘なんですけど、死についていろんな角度からロジックで語られると、恐怖とか畏怖とかっていう感情は無くなってしまい、むしろ好奇心の方がムクムクと起き上がってきたりする、そんな本です。
そもそも人間の生と死というのは永遠のテーマですし、特に死後の世界は誰にも見れないわけですから、そのテーマで真剣に書かれた本はだいたいおもしろいわけで。
いやー、たまにはとことん真剣に死に向き合うのも良いと思いますよ。
人間、死ぬことがわかってるからいろいろがんばれるわけですし、あるいはいつ死ぬか、死んだらどうなるかなんてわからないから先延ばしにしちゃったりするわけですよね。
で、それが自分一人の身ならまだしも、生きてりゃいろんな人と関わるわけなので、いろんな人の死について考えるし、いろんな人の死に直面します。
一番身近なところでいえば親とかがそうですよね。
自分一人であれば「ああすれば良かった」とか「もっとこうすれば良かった」とかで済みますが、大事な人がこの世からいなくなってから「ああしてあげれば良かった」とか「もっとこうしてあげれば良かったとか」後悔するのは非常につらいもんで。
納棺師さんが言うと説得力も言葉の重みも違う。 pic.twitter.com/RE9x3qOpuf
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) 2018年6月11日
ただ、人間なので「後悔しないように毎日を全力で生きる」みたいな自己啓発のお手本みたいな生き方はできないと思うんですよね。
どれだけ論理的に死を理解したとしても、過去にリアルで壮絶な死と直面して経験でもない限り、やはり人はサボってしまうし、感情で動いてしまうし、明日は当たり前に来ると思ってしまうもんじゃないですか。
なので、せめて、してあげたかったことをふと思い出した時には確実にやるようにすれば良いかなと。
さ、まだまだ感情的に死に向き合っているので、もう一度しっかりと読み込もうと思います。