先日、イケハヤ書生のキックくん(@kikumer)から受けたこちらの対談ですが、せっかくなので裏話も含めて僕も少し記事に残しておこうかなと思いまして。
内容に関しては、彼ががんばって文字起こしして編集してくれているので、そちらを確認していただくとして。
今回、キックくんとしてはエンタメ要素が欲しかったみたいで、僕がゴリゴリのイケハヤアンチで対談もバチバチに…みたいな企画にしたかったみたいなんですが、「そんな感じにしたいのであればお断りします」と伝えたんですねw
というのも、僕は口は悪いと思いますし、イケハヤ界隈に限らず「ん?」と思ったら議論をふっかけるタイプですが、一般的なアンチと違って粘着的に噛み付いて誰かを引きずり下ろしたいとかはなくて。
まぁ、僕のことがそういうふうに映っている人も多いと思いますが、ただただ議論が好きなだけで。
特にキックくんに関してはツイートやDMで普通にコミュニケーションが取れていたし好青年な印象だったので、「この野郎、イケハヤ信者が!」みたいな偏見は一切無かったんですよ。
なので、無理やり「イケハヤ書生VSアンチ」的なネタっぽくして対談の本質が伝わらなくなったらイヤだなと思ったんです。
ということで、本当はもっとおもしろい企画にできたと思うんですが、僕の独断と制約でつまらなくなってしまってすみません。
僕は僕でキックくんとはまた違ったビジネス視点、コンサル視点でまとめているので、キックくんの記事と併せてそちらも参考にしていただければなと。
非常識という新たな常識
今回、対談を受けた理由はけっこうシンプルで、キックくんの立ち位置やバランス感覚に興味を持ったというのが1つ。
もう1つは、批判(明らかなクソリプや中傷、侮蔑は論外)する人間の中にもまともに話せる人間もいるので、取り込める価値観は取り込んだ方が良いということを知ってもらいたかったから。
僕のように、疑問を持ったり、議論が目的だったりする人ですね。
全てひっくるめてシャットアウトしてしまっているから、発信が浅くなるし似たり寄ったりになっているわけじゃないですか。
多様性を謳いながらみんな価値観が同じだから、結局突き抜けられないわけです。
だから、キックくんのように、「アンチをブロックせず向き合う」という、ある意味常識を打ち破る姿勢を見せただけで独自のポジションができるわけですし、その他大勢の中から突き抜ける可能性が出てくるんです。
イケハヤ界隈のブロガーは人と違うことをしているつもりかもしれませんし、実際、一般社会から考えれば非常識なことをして目立っているとは思います。
が、結局、その界隈の中での常識に従ってしまっているだけなんですよね。
自分の価値観ではなくイケハヤの価値観に従って発信してしまっているということに気づくべきで、麻痺ってコミュニティに依存する前に早く自立した方が良いです。
イージーモードの仮面をかぶったハードモード
あと、キックくんから「イケハヤ書生で実際に稼げている人がほぼいない」という話があったので、それについての原因解明と解決策について。
【キックくんレポート①】
ある程度は想像通りだったので、記事に起こそうかどうかは迷いながらツイートでもしてみようかなと。
ただ、え?マジで?って思うことはあって、それはイケハヤの元に来て稼げてる人が皆無に等しいということ。「何人かはいるでしょ」と思ってたけどホンマにおらんみたい。
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) 2018年10月19日
【キックくんレポート②】
さらに言うと、イケハヤが稼がせていないというよりも、そもそも本気で稼ごうとしている人が少なくて、「ブロガーのドンだし何か良いことあるかも」くらいのノリでみんなイケハヤに近づいていくみたい。
再現性も低いし、イケハヤのようになれるとも思っていないと。
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) 2018年10月19日
【キックくんレポート③】
だから出オチブロガー(起業)で瞬間風速的には影響力を持つものの、あとが続かず再就職したりニートになってしまっている人が多いのは否めないと。
まぁ結局、「〇〇辞めた!」でエッジを効かせても、そこから提供するコンテンツが無いわけだからそりゃそうなんだけど。
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) 2018年10月19日
【キックくんレポート④】
まだ、会社員時代の試行錯誤や葛藤などがあれば、誰かに役立つコンテンツになり得るけど、そんなストーリーすらも無ければ会社を辞めても誰かに伝えられものがないし、稼げてもいないから背中も見せられない。
集客能力があるコンテンツが無いんだからそりゃ続かんよねと。
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) 2018年10月19日
【キックくんレポート⑤】
イケハヤからBIをもらってダラダラ生活してりゃ、そりゃ危機感も持たないだろうし。
キックくんもそうだけど、本気で稼ごうと思ってる人は、悪く言えばイケハヤのBIと拡散力を利用しつつ他にアフィリエイターから学んだりしてるみたいだし。
ホンマ人によるって感じやね。
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) 2018年10月19日
これは何も昨今のブロガーに限った話では無くて、昔からこういった“出オチ”起業家が現れては消えていっているので、同じ轍を踏まないためにも、これから情報発信ビジネスをしようと思っている人は理解しておいた方が良いかなと。
会社員だからこそ書けるブログもあるし、それは学生でもアルバイトでも同じ。それぞれの環境でそれぞれの楽しみや葛藤があるわけだから、それらを捨ててゼロベースで情報発信をしていこうと思ったら、それは天才しか無理。
世の中のことを面白く、鋭い切り口で語れる能力が無いと無理よ。
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) 2018年10月19日
僕もブログを書くのは好きやけど、ネタ切れせずに人と違う切り口でブログが書けているのは日々のコンサルの経験則ありき。
それも無くブロガーとかやってたらとっくに詰んでるw
集客能力のあるコンテンツを持って起業するためには、やっぱり会社員生活での葛藤や試行錯誤があった方が良い。
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) 2018年10月19日
リーマントラベラーとか、会社員という制約条件の中で毎週末海外旅行に行ってるからコンテンツとして魅力があるわけで。
こんなんいつ起業してもいけるくらい集客能力のあるコンテンツでしょ。
これが「会社辞めて念願の世界一周しました」じゃ出オチで終了やん。「よかったね!おめでとう」とw
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) 2018年10月19日
イケハヤを始め起業を勧める人は、こういったコンセプトは見つけてあげて欲しいなと思う。
「イヤなら辞めろ」ではなくて、
・何がイヤなのか
・何に苦労してるのか
・唯一の楽しみは何かとかを掘り下げていけば「それをもう少しがんばったらコンテンツできるよ」とかアドバイスできるでしょ。
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) 2018年10月19日
よく言われる「人生をコンテンツ化する」ってのはそんなに甘くなくて。
すでにバックボーンがあって、それを刺さるコンテンツに昇華できるのであれば、さっさと会社辞めて起業すれば良いけど、まだ何者でもない人間は少しでもバックボーンをつくらな、エッジ効かせて勢いで起業しても出オチで終わる。
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) 2018年10月19日
どうしてもやりたいなら止めはしないですけど、ショートカットして影響力を持ったらそれ相応に歪みが発生しますよということですね。
名前を売って影響力持って、いわゆるブランディングを優先する方法も無くはないですが、それでイージーモードでいけると思ったら大間違いで。
常々言っていますが、ブランディングはマーケティングやコンテンツの副産物なので、パワープレイでのブランディングが先行してしまうと、影響力を持てば持つほどそこに追いつかせるのはかなりハードモードになるということは覚悟しておきましょう。
まぁ、ハードモードからスタートしてイージーモードに流れていくのか、逆にイージーモードからスタートして後々ハードモードに移行していくのかは個人の自由ですが、結果を出せている人が皆無、あるいはいたとしても極少なのであればどちらを選択すべきかは明らかだと思います。
僕の場合はコンテンツから固めていきましたが、スピード感が欲しいのであれば、ミルフィーユのように影響力とコンテンツ力を交互に積み重ねていくのもありですね。
こちらの記事も参考にしていただければ。
一括りにされるのも自己責任
冒頭でも少し話しましたが、僕はイケハヤ界隈を潰したいとか改善したいとかは全く無くて。
もちろん、下記のようなネタがあると許せないなとは思うので、注意喚起を含めてツッコミますが、ただ、これ以上は個々が勉強して賢くなるしかないわけじゃないですか。
スポンサーは別に良いと思うけど、イケハヤのFX推奨記事に直リンクはまずいと思う。
これの何が怖いって、FXで人生むちゃくちゃになった人があなたの人生も潰しに来る可能性があるってこと。
実際、仮想通貨ですった人がイケハヤに強粘着してるけど、そんなの比にならないくらいヤバいと思うよ。 https://t.co/WQZvlgDbf8
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) 2018年10月24日
まぁ、「イケハヤからお金もらう代わりに高リスク商品勧めてるヤバい人」だと認定されるくらいで済んだら良いけど。
でも案件が案件なだけに、最悪の未来もイメージしといた方が良いと思う。
それでも続けるのであれば、ちゃんとFXについて勉強して自分も結果を出しておくとかしないとね。
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) 2018年10月24日
アフィリはもちろんなんやけど、最近のスポンサー制度も同じ。「広告を貼って人や商品を紹介する」という行為は同じである以上、覚悟と責任は伴ってくる。
マネタイズが容易になっていくことは良いことだとは思うけど、楽して金が入ってくる裏には大きなリスクが待っている。https://t.co/7Eu97UwHKJ
— ハットリシンヤ (@FACTDEAL) 2018年10月24日
なので、イケハヤ潰しみたいなことを期待している人にとっては、僕という存在はつまらないと思います。
過激で粘着なアンチは他にいくらでもいるので。
また、イケハヤを取り巻くブロガーに関しても同じで、突っ込みはしますが潰す気も無ければ救いたいみたいなことも無くて。
ブロガーだろうが何だろうが、ビジネスに足を突っ込んでいる以上はプレイヤーなので、どんなスタイルにせよ、やるならやるで腹くくって独自性や社会的価値(成果)をちゃんと示せよっていうだけです。
僕も「イケハヤ界隈のブロガーは全員クソ」みたいな偏見の目はあったんですが、一括りにせず1人の人としてして見るように気をつけていこうと思うので。
とはいえ、アンチもイケハヤ界隈も一括りにして見られるということは埋もれてしまっているということなので、情報発信者としては考えどころかもしれませんね。
一括りにされたくなければ違う方法で存在は示さないと。
いずれにしても、一括りにされる場所にポジショニングしてしまっているということなので。
僕としてはショボいコンテンツになっちゃってゴメンねっていう感じなんですが、これはこれでハットリ側、キック側、あるいはそれらを俯瞰で、どの視点で見ても何かしら得ることはあると思うので楽しんでいただければ。